[cc id=”812″ title=”リンクユニット”]バイクのエンジンについての記事になります。
『2ストとか4ストって聞くけど何が違うんだろう?』
『それぞれの特徴が知りたい!どっちがいいのかな?』
こんな疑問を解決します。なので今回は『2スト4ストの違いとそれぞれの特徴』について紹介します。
結論から言うと現在は4ストが主流なので、2ストは中古、もしくは海外から輸入するしかありません。[cc id=”314″ title=”記事中アドセンス”]
エンジンの役割と仕組み
2スト4ストの特徴を知る前にまずはエンジンの基本的な役割と仕組みを理解しましょう。
初心者でも分かりやすいようにザックリ説明します。
まずエンジンの役割とは「バイクを動かすこと」です。
仕組みとしては
- 吸気
- 圧縮
- 燃焼
- 排気
この4つの工程を常に続けています。
まず「吸気」は、空気を取り込み、燃料(ガソリン)と混ぜます。これを混合気と呼びます。
次に混合気を「圧縮」させ、スパークプラグで火花をとばして「燃焼」。
燃焼したガスを「排気」させ、また「吸気」にもどります。
かなりザックリなんですがこの工程を繰り返してバイクを動かしています。
これは2ストも4ストも同じなんですが、大きな違いは「工程数が違う」ということです。
次から各エンジンの特徴を紹介します。[cc id=”598″ title=”見出し2下アドセンス”]
2ストエンジンの特徴
まずは2ストエンジンの特徴から紹介します。
エンジンを動かすための「吸気」「圧縮」「燃焼」「排気」を、2ストの場合は写真のように2工程で行います。
1工程目で「吸気」「圧縮」を行い、2工程目で「燃焼」「排気」を行います。
それではそんな2ストロークエンジンのメリット・デメリットを紹介します。
重量が軽い
工程数が少ないということは、エンジン内部のパーツ数も減るので4ストエンジンに比べると軽いのが特徴です。
そして小さく作れるというメリットもありますね。
つまり、パーツが少ないので整備や修理がしやすく、コストダウンにもつながります。
馬力が高くパワーがある
4ストに比べて工程数が半分なので、2倍の出力を発揮できます(実際は2倍まではいかないけど)
高回転型なので、低速トルクはあまりないのが痛いですが、同じ排気量なら確実に2ストのほうがパワーがあります。
オイルメンテナンスが楽
2ストは、エンジンオイルをガソリンと混ぜて混合気にするのでオイル交換の必要はなく、「オイル継ぎ足し」でOK。
少なくなったら入れるだけなので手間がかかりません。
燃費が悪い
同じ回転数なら工程数が少ない2ストは倍の燃料を必要とします。
パワーが高い分同じくらいの燃費の悪さがデメリットになります。
排ガスが汚い
燃焼時、完全にガスを燃やせずに未燃焼のガスも排気しているので、圧倒的に汚れた排気ガスが出されます。
さらに、エンジンオイルも一緒に燃やしているので白煙やオイルを撒き散らすので環境にとってはよろしくないです。
排気音がウルサイ
4ストに比べエンジンの回転数が高いので、音が大きくなります。
音も独特な甲高い音なので、苦手な人もいるでしょう。
4ストエンジンの特徴
4ストの場合は写真の通り、「吸気」「圧縮」「燃焼」「排気」を4工程でおこないます。
今現在で主流派4ストエンジンなので、仕組みを知っておくといいでしょう。
4ストロークエンジンのメリット・デメリットを紹介します。
燃費がいい
2ストに比べるとエネルギー効率がいいので燃費が良くなります。
低回転でも走りやすい
パワーバンドが広いので、回転数を上げなくてもしっかりと走ってくれます。
オイル交換がめんどくさい
エンジンオイルは「交換」になるので、ある程度の期間を使ったら全て抜いて、新しく入れなおす必要があります。
難しい作業ではありませんが、手間がかかるので2ストに比べてメンドクサイです。
作業内容や、必要な物は『エンジンオイルの必要性とオイル交換の手順!初心者でもカンタンにできるメンテナンス』こちらの記事で詳しく紹介しています。[cc id=”598″ title=”見出し2下アドセンス”]
現在の主流は4ストエンジン
ここまで2ストローク・4ストロークの違いと特徴を紹介してきましたが、現在日本国内では「2ストバイク」は販売されていません。
現行車に関しては4ストのみです。
地球環境の視点からみると、2ストのように未燃焼のガスや、オイルを燃やすエンジンは有害物質を出しているのと同じです。
そこからエコでクリーンな4ストエンジンをメインに生産することとなりました。
なので、2ストバイクに乗りたい人は、中古車を買うしか選択肢がありません。
さらに、2ストが廃止になってから結構経つので、状態がいいバイクもどんどん減ってきています。
2スト・4ストそれぞれのエンジンオイルは?
先に紹介したとおり
- 2ストはエンジンオイルを継ぎ足すタイプ
- 4ストはエンジンオイルを交換するタイプ
になります。
なのでオイルの種類が変わりますので間違えないようにしましょう。
2スト用のおすすめオイル
1つめはホンダ純正の2スト用のオイルになります。値段も安くて使いやすいので、使いやすいオイルです。
2つめはヤマハ純正のオイルです。
耐熱・耐摩耗性に優れているのでお値段はちょっとしますが、性能はいいです。
4スト用のおすすめオイル
4スト用のエンジンオイルでおすすめなのが、性能もよく安価なホンダ純正のULTRAシリーズ。
個人的には値段と性能のバランスでG2を使っています。
オイルの中でも性能面で優れているのが「化学合成油」になります。
ちょっとお値段は高めですが、高性能を求めている人にはおすすめです。
まとめ:2ストと4ストの違いは「工程数」
エンジンの役割と仕組みは同じだが、2ストと4ストでは工程数が変わるので、特徴も大きく変わる。
2ストの場合
- 重量が軽い
- 馬力が高い
- メンテナンスが楽
- 燃費が悪い
- 排ガスが汚い
- 排気音がうるさい
工程数が「少ない」ので、同じ回転数だと倍の動きをするので、その分パワーも倍近くあがる。
しかし、燃費も倍近く悪くなり、消耗も激しいデメリットもある。
4ストの場合
- 燃費がイイ
- 低回転でも走りやすい
- オイル交換がめんどくさい
2ストの特徴と反対だと思ってください。
中でも燃費がよく、回転数が低くても高くてもしっかりと走ってくれるメリットがあるので、とにかく乗りやすいのは4ストエンジンです。
ただし、オイルが継ぎ足しではなく、「交換」になるので、多少手間がかかります。
そこまで大きなデメリットはありません。
今現在では2ストバイクは生産されていないので、4ストが主流になっています。
もし2ストに興味がある人は中古で探して見てください。
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