久々に修理しようと思ってたのにめちゃくちゃ固く締まったボルトに遭遇することありますよね?
なんでこんなにボルト固いんだよ…!
そんな頻繁におこるイライラはこの記事で解決しちゃいましょう!
- ボルト・ナットが固くなる原因
- 固まったボルト・ナットを外す方法
今回は2つを紹介します。
間違った方法で外そうとするとボルト自体が歪み、最悪外れなくなりますので注意しましょう。
まず初めに潤滑油から試してみよう!
固くなったボルト・ナットを外す方法5選
①メガネレンチを正しく使う
ボルトを外す時に最適な工具を知っていますか?
モンキー?スパナ?ハマリそうなやつ使ってたわ
固着して固くなったボルトを外すなら「メガネレンチ」を使うのがおすすめ。
スパナやモンキーではボルト全体をしっかり掴むことができず、ボルトの頭を変形させてしまう恐れがあります。
なので、ガッチリと頭を囲めるメガネレンチを使うのが最適です。
ボルトサイズは部品によって様々なので上記のようなセット品での購入がおすすめです。
②ラスペネをスプレーする
固着がひどいときは、潤滑油を浸透させるとボルトが外れやすくなります。
55-6も有名な潤滑剤なのでお好きな方で試してみましょう。
③ハンマーで叩いて固着を剥がす
メガネレンチでもビクともしないときはハンマーで叩いてみましょう。
手を挟まないように気を付けて!
ボルトに衝撃を与えると固着が緩みますので数回打ち付けてみましょう。
無反動のハンマーなら的確にボルトを打ち込めます。
④サーフェイスソケットを使ってみる
サーフェイスソケットは普通の六角ソケットと違い、広い範囲の丸い面でボルトを捉えるため「ナメにくい」のが特徴で回しやすくなります。
さらには、面をしっかり捉えているので、力をあまりくわえず外すことができます。
⑤バーナーでナットを緩ませる
金属は熱を帯びると膨張するので、ナット部分をバーナーで炙ることによりスキマが生まれます。
ただしバーナーの扱いには注意!ガソリンやオイルに引火しないようにしましょう。
注意点は多くありますが、固着が解決する方法なので覚えておくと最終手段としても使えます。
固くてボルトやナットが外れない原因
まずはボルトが外れない原因ですが、これは
- ボルトが錆びて固着している
- ボルトの頭がナメて工具がハマらない
- ボルトのねじ山が潰れている
この3つが主な原因です。
ボルトは金属なので、時間と共に腐食が進み錆びてくるよ
錆びた状態で、間違った工具の使い方をすることでボルトの頭が歪んでしまい、その後正しい方法で工具を使ってもしっかりとハマらなくなります。
ゴミや異物による固着
サビ以外にボルトが外れなくなる原因として、小さいゴミや砂などがネジに入り込み、噛んでしまったということも考えられます。
目に見えないような小さなものならエアダスターで吹き飛ばすのがいいでしょう。
少しでもボルトが回るなら、少しずつ動かしながらゴミを飛ばすと効率的です!
ボルトがナメてしまった時の対処法
ボルトがナメてしまい、上記の方法でも外せなくなってしまった場合は、そのボルトは再利用ができなくなりますので新しいボルトを用意した上で外しましょう。
ナットツイスター
ハメこむ部分が特殊な形状をしているので、完全にナメたボルトでもガッチリと捉える事ができます。
ナットツイスターを使って外したボルトやナットは再利用ができなくなりますので、かならず新品のボルトを用意してから行いましょう。
ボルトの頭が折れた/切れた場合
ボルトの頭部分が折れてしまった時はナットツイスターでは対処できないのでボルトを除去する必要があります。
エキストラクターはドリルでボルトの頭に穴を開けて抜くことができます。
レンチなどで回しているときにボルトの頭部分だけが切れてしまうこともありまして、そんな時エキストラクターの出番です。
ただ、ドリルを使うので奥まったところや狭い場所のボルトには対応していないので注意してください。
まとめ:ボルトは力任せに外そうとしない
ボルトは金属なので、腐食が進むと錆びて外れにくくなります。
ボルトを外す時は必ずメガネレンチで!
どうしても取れない場合は、潤滑油やバーナーで固着を剥がす方法がいいでしょう。どちらにしても力任せに外そうとすると逆に外れにくくなり、バイクにもよくありません。
固いネジが外れなくなった時は『サビて固くなったネジを2秒で外す方法』こちらの記事を参考になります。