
バイクでツーリングに行くとき、「ガソリンの残量」には気を付けている方が多いと思いますが、ツーリングに慣れてくると忘れ物も増えてしまうこともあるでしょう。

やばい!ガソリン入れ忘れて切れそうだ!!



走りに夢中で山の中でガス欠になっちまった・・・
こういった万が一の時に助かるのが「ガソリン携行缶」です。
なので今回は
- ガソリン携行缶は違法なの?
- ガソリン携行缶の注意点と給油方法
- おすすめ安心のガソリン携行缶
この3つをメインに紹介します。
タンク容量の小さい「オフロードバイク」や、ガソリンメーターの無いバイクでツーリングに行かれる人は覚えておきたい記事になります。。
▼初めてのガソリン携行缶なら▼
※2019年7月18日の放火殺人事件以降、ガソリンスタンドの店員の許可が必要になりますのでセルフでの給油は絶対にやめてください
ツーリングで心配な給油は「ガソリン携行缶」で解決
山の中を長く走ったりする時に、ガソリンの残量の事を忘れていたら…ちょっと焦りますよね?
バイクでも持ち運びがしやすい携行缶だと、大体750ml~1000mlの量が入りますので、燃費にも寄りますが20km以上は長く走れるようになります。



20kmもあればガソリンスタンドまでたどり着けるね!
タンクが大きいバイクなら容量も多いので、「ガス欠目前」になることも少ないですが、オフロードのようにタンクが容量が少ないバイクの時は非常に重宝するアイテムだと言えます。
ですが、雑に扱うことは「命に関わる事故」に繋がりますので、次でその危険性と取り扱い方法を覚えましょう。



ガソリン携行缶の取り扱いは本当に厳重に
すぐにランキングをみたい人はジャンプ!⇒おすすめのバイク用携行缶3選
バイク用ガソリン携行缶の危険性・取り扱いの注意点4選


そもそもガソリンは、引火性が非常に高くちょっと静電気がバチッとなっただけで、爆発する可能性もある危険な燃料です。
こちらの動画では、静電気で引火した時の映像ですが、車内のシートで帯電してた可能性がありますね。
なので取り扱いには注意してほしいので、ガソリン携行缶を使う前にまずは4つの注意点をしっかりと読んでみてください。
①ガソリン携行缶の選び方|安全性の高い製品を選ぶ
ガソリン携行缶と聞いてもピンとこない方も多いでしょう。



ストーブ用の灯油みたいにポリタンクに入れちゃダメなの?



絶対ダメ!
ガソリンは揮発性が高いのでポリタンクに入れると膨張して破裂します。
また、ポリタンクに入れておくと、溶けて変形することで漏れたり破裂の可能性もあり危険ですので、必ず「ガソリン用の携行缶」を使うようにしましょう。
ちなみに消防法で定められているので、ポリタンクでガソリンを運ぶ事は違法になります。



そもそも現状はセルフではガソリン入れられないから無理です
ガソリンを入れることができるのは
- 消防法適合品
- UNマーク(表示)
どちらかをクリアしているガソリン携行缶のみになります。両方クリアしていればさらに安心ですね。
UN表示とは、危険物の国際輸送に関する国際勧告(UN規格)に適合した危険物運搬容器に表示するものであり、 UN表示の付された容器は、消防法令の試験基準に適合したものとみなされますが、最大容量や必要とされる表示 (危険物の品名、危険等級、化学名、数量、注意事項等)について消防法令に適合していない場合があります。
(引用:危険物保安技術協会)
今回紹介するおすすめの携行缶は、全て2つの基準をクリアしている製品になりますので、安心して使うことができます。
②ガソリン携行缶に給油するときの注意点



よし!安全基準合格の携行缶は買ったぞ!給油するか



ストップ!いつも行ってるセルフスタンドじゃガソリン入れてもらえないよ
セルフスタンドでのガソリン携行缶への詰め替えは禁止されています。
なので、フルサービスのガソリンスタンにて「ガソリンスタンドの店員」に頼みましょう。



ただし!ガソリン詰め替えを行っていないスタンドもあるので事前確認は必須!
さらに、ガソリンの使用目的と本人確認の記録も必須になっていますので、以前より少々手続きが増えています。
ガソリンを販売するため容器に詰め替えるときは、顧客の本人確認、使用目的の確認及び販売記録の作成を行うこととされました(令和2年2月1日施行)
出典:総務省消防庁HP
③ガソリン携行缶の正しい保管方法





ガソリンも給油できたし次のツーリングが楽しみだな
結論から言うとガソリン携行缶内での保存は、6ヶ月程度なら可能です。それ以上はガソリンの劣化の可能性もあるので、できるだけ早めに使い切りましょう。
ガソリンが入ってるときの保管方法としては
- 必ず完全密閉状態にして漏れないようにする
- ゴミが入らないように開け閉めはしない
落としたり錆びたりした携行缶は、穴が開いて漏れたりする可能性もあるので、「危ないかな?」と、思ったら新しいのを購入しましょう。
洗剤などで洗うときは、洗剤や水が残らないようにしっかりと乾燥させましょう。



本当少量のガソリンなら次の給油時にそのまま使っても大丈夫です
④正しいガソリンの処分方法とは?



携行缶のガソリンが半分くらい残っちゃったなーもうツーリングの予定だいぶないのに困る
ガソリンスタンドにて店員に処分してほしい事を伝えると無料で捨ててくれます。
山の中に捨てたり、ドブなどにすてるのは絶対やめましょう。環境汚染にもなりますし、引火して火事が起きることも考えられます。



まぁ次回給油時に携行缶から使えば問題ナッシングね
おすすめのバイク用ガソリン携行缶3選
ここからはオススメのバイク用携行缶を3つ紹介します。安全性の基準として「消防法適合品とUNマーク(表示)」をクリアしている製品を選んでいます。
またサイズ順に並べていますので、あなたのツーリングの距離などを参考に選んでみてください。
【500ml】X-EUROPE
500mlと容量は大きくありませんが、持ち運びがしやすいサイズ感なので125cc~400ccのちょっとしたツーリングに使いやすい携行缶です。
漏れないコツはガソリンを入れすぎないことです。



お試しや、初めての方におすすめです
【750ml】メルテック
少し容量がアップししたのでさらに長い距離に対応できるガソリン携行缶です。
収納ケース付きなのでバイク旅やキャンプツーリングにも使える1品です。



デザインで選ぶならこれが一番好き
【1000ml】エマーソン
最後に1L入る大きめのガソリン携行缶を紹介します。サイズ的にはロングツーリング向きになります。
給油用のノズルが付いているので入れやすさも抜群ですね。



車にもつかえるレベルなので、大きめバッグが欲しいね
まとめ:もしもの時の為に携行缶は用意しておこう
ガソリン携行缶の選び方
- 消防法適合品
- UNマーク(表示)
が記載されている製品。
給油はガソリンスタンドで店員さんに詰め替えを頼みましょう。
おすすめのガソリン携行缶3選
しかし、ガソリン携行缶がなくて、ガス欠になってしまったら絶望してしまいます…。
そんな万が一のことを考えて、早めに「JAF」などのロードサービスに加入しておくのがいいと思います。



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