原付に多い「片方だけのミラー」についての記事です。
バイクって片方だけのミラーだと違反になるの?
原付の場合はどっちにつけるとかあるの?
こんな悩みを解決します。なので今回は
- バイクのミラーについての法律
- 排気量別でのミラーの数について
- おすすめのミラー
この3つを紹介します。
結論からいうと、51cc以上は両側にミラーがないと整備不良になります。原付の場合は右側にミラーを取り付けていれば片方でもOKです。
その理由を詳しく解説します。
バイクミラーについての法律
バイクのミラーについては「道路運送車両法」に書いてありますので詳しく知りたい人は見てください。
ここではその内容をザックリと分かりやすく解説します。
片側ミラーについての道路運送車両法の答え
かんたんに言うと『制限速度が30キロ以内の原付なら片側のミラーでもOK』ということになります。
最高速度が50キロを超えるバイクはアウトなので125ccのスクーターもアウトです。それ以上はもちろんダメ。
ミラーの保安基準
大切なことですが、以外と知られていないミラーの保安基準を紹介すると
- 1つの面積が69cm²以上
- 丸いミラーは直径94mm~150mmまで
- 四角や楕円計のミラーは120×200mm以内で、直径78mmの円で隠せるサイズ
- 歩行者にぶつけたときに衝撃を緩衝できる構造のもの
こんな感じ。
ですが、ちゃんとしたメーカーが出しているミラーなたほぼほぼクリアできる内容なので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
取り付け位置の保安基準
意外と重要なのがミラーの取り付け位置でして、ハンドル交換などをするとミラーの位置が純正と大きく変わる場合もあります。
その時に違反しないような取り付け位置を知っておくのは重要です。
- バイク中心から280mm以上外に取り付けられている
- バイク幅より250mm以上外に出ていない
- バイク高より300mm以内に収まっている
これが、取り付け位置の保安基準になります。
ハンドルを交換してバーエンドミラーなどにすると幅がオーバーすることもありますが、基本的にはメーカーもしっかりと計算しているのでほとんどの場合は大丈夫です。
ワンオフのパーツや、海外の怪しい製品でなければ違反する事もないでしょう。
排気量別ミラーの数について
ここからは排気量に分けてミラーの必要数と気を付ける事を紹介します。
冒頭でも書いた通り、「原付以上は左右ミラーが必要」というのは変わりません。
251c以上は両側ミラーでないと車検に通らない
ミラーの有無は当然ですが、ミラーの位置や保安基準を満たしていないミラーについては車検に通らない可能性もでてきます。
もちろん車検の時だけ替えれば通るかもしれませんが、安全面で考えると、やはり保安基準をみたすようなミラーを使うのが望ましいです。
とにかくミラーは左右必要ということです。
125ccバイクは左右のミラーが必要
125ccのスクーターだと、ちょっと原付っぽいしミラーも片方でいいのかな?って思いがちですがダメです。
道路運送車両法にて定められているように「最高速度50km/h以上でるバイクは両側ミラーが必要」となっているので、片側ミラーでは整備不良として違反になります。
原付は片側ミラーでもOKだが必ず「右につける」こと
原付に関しては何度も言うように「片側ミラーでOK」ですが、必ず右側に取り付ける事となっています。
原付の場合は左寄りに走ることになっており、左後方よりも右後方の確認が重要になります。
さらに大きな交差点など二段階右折が必要な場所でも左に沿って走るので、基本的には右側を確認することの方が多くなります。
原付だから片方でいいといっても、必ず「右側」にミラーをつけるようにしましょう。
まとめ:法的にも安全性からみてもミラーは左右が望ましい
バイクのミラーは50cc以下のバイクのみ、片方ミラー(右側)で大丈夫。
それ以上の排気量のバイクに関しては必ず左右にミラーを取り付けなければ整備不良となる。
251cc以上なら車検にも通らなくなるし、安全性から見ても両側ミラーは必須でしょう。
個人的な意見を言うなら『片方だけのミラーってダサくない?』って思ってます。
ほとんどのミラーなら保安基準から外れる事はないですが、ワンオフパーツや怪しい海外ミラーの場合、違反になる可能性も0ではありませんので注意しましょう。
おすすめのミラーについては『カッコいいカスタムを!おすすめバイクミラーの種類と「人気ミラー5選」を紹介』こちらの記事が参考になります。