長く乗ってるバイクにありがちなマフラーからの白煙についての記事です。
走ってたらマフラーから白い煙が止まらなくなった!直し方とかあるの?
こんな悩みを解決します。なので今回は
- マフラーから白煙が出る原因
- マフラーからの白煙を止める方法
この2つについて紹介します。
よく、おじいちゃんの原付が煙出しながら爆走してるのは見かけますが、実際自分がなったら故障なのかな?と焦りますよね。
この記事でしっかりと原因と対処方法をしれば安心です。
マフラーから白煙が出る原因
マフラーから白い煙が出続けてたら「故障か?」と焦ってしまいますよね?
しかし、必ずしも故障だということはないのでまずは落ち着いてひとつずつ原因を探ってみましょう。
水蒸気が出ている
よくあるのが「ただの水蒸気が出ている」というパターン。
これはエンジンに異常があるわけでもトラブルでもないので安心してください。水蒸気がマフラーからでる原因としては「寒さ」というのがキーワードになります。
温度の高い排気が、外の寒い空気とくっつき水蒸気となります。
冬に息を吐くと白い息がでるみたいな
特にエンジンをつけた直後などに出ることが多くありますがエンジンが温まれば徐々に白煙は出なくなります。
その後走っていても白い煙が続くようでしたら、一度チェックしてみましょう。
水蒸気かどうかのチェック方法
マフラーからの白煙が水蒸気かどうかの確認は
- ①匂いを嗅ぐ
- ②粘度をチェックする
- ③色で判断する
この3つがあります。
①匂いを嗅ぐまずはエンジンを付けたままバイクから降りて、水蒸気に手をあててみましょう(マフラーに近すぎるとやけどするので注意)
水蒸気にあてた手を嗅いでみて、「オイル臭さがない」なら水蒸気なので安心してください。
②ただし、ガソリンの臭いも混ざるのでちょっとわからない人は「水蒸気がベトベトしてるか?」を確認しましょう。
水蒸気は水なので、ベトベトした感触はありません。
③さらに分かりやすいのが、ティッシュをあてて色がつくかどうか?を確かめる方法です。
水蒸気は水なので色はつきませんので、色がついてしまった場合はバイクに異常がある証拠になります。
その異常とは次で紹介する「オイル上り」「オイル下がり」という現象によるものです。
オイル上り・オイル下がりとは?
あまり聞きなれない言葉ですが簡単にいうと「エンジンオイルが燃料室に入ってしまうこと」です。
基本的にはオイルが入ってはいけない部分に入ってしまうことなのでトラブルと言えばそうなりますね。
どちらも症状としては「白煙が出る」ということなんですが、回転数によってオイル上り、オイル下がりに差が出ます。
オイル上り・下がりになる原因としては、走行距離が多かったり年数がたっていたりと劣化によるものが多いみたい
また、エンジンオイルの交換を長い間していないとエンジンに負荷がかかるので、進行が早くなります。
マフラーからの白煙を止める方法
水蒸気の場合は異常ではないので、何もしなくても大丈夫です。
オイル上り下がりの場合は、すぐにでも対処したほうがいいですので、バイクに詳しくない人はバイク屋へ相談しましょう。
ただ意外と簡単に解決できるかもしれないので、試せる人は次を試してみるのもアリです。
粘土の高いオイルを入れる
粘度の高いエンジンオイルをいれることにより、オイル上り、下がりの症状が収まることがありますのでまず試してほしい方法です。
エンジンオイルには「10w-40」など数字が掛かれていますが、これは「エンジンオイルの粘度」を表しています。
上の場合は
- 10w=低温粘度
- 40=高温粘度
となります。
この「高温粘度」の数字を徐々に大きいほど粘度が高いオイルということになりますので、購入前に見てみましょう。
エンジンオイルに関しては『バイク用エンジンオイルの種類別特徴と選び方|おすすめの人気ランキング8選』こちらの記事を参考にしてください。
エンジンオーバーホール
粘度の高いエンジンオイルを入れても一時的なものですので、完全に直ったわけではありません。
もしオイルを変えても白煙が止まらないようでしたら、エンジン内部の部品に傷がついたり消耗しきっている状態なのかもしれません。
そうなった場合はエンジンのオーバーホールが必要になります。
まとめ:白煙の原因は「水蒸気」or「エンジントラブル」
マフラーから白煙が出る原因
- ただの水蒸気
- エンジントラブル
マフラーからの白煙を止める方法
- 粘度の高いオイルに変えてみる
- エンジンのオーバーホール
年数が経ったバイクほど、オイル上り・下がりが起きやすいので、昔のバイクに乗っている人は特に注意しましょう。
オイルの定期的なメンテナンスも関係ありますので、忘れずに行いましょう。