バイクカスタムの中でも外見や音など分かりやすく変化がつけられるマフラー。
今回は純正マフラーからリアライズのアリアというフルエキゾーストマフラーへと変えました。
なのでこの記事では
- マフラー交換の手順
- リアライズを選んだ理由
- マフラー交換後のレビュー
- 純正とのマフラーサウンド比較動画
この4項目について詳しく解説をします。
そしてこの記事を読んでくれている方は多分マフラー交換を自分でやってみたいんだと思いますが、率直な意見を言うと
素人はバイク屋さんに頼め!
はい。とりあえずなんとかなるだろう精神で、初チャレンジしましたがあまりにも大変すぎました。
整備士マジリスペクトです。
まぁ経験ということで、チャレンジする価値はあると思います(他人事)
フルエキマフラーへの交換の前の準備
まずは交換前に必要なものの準備をしていきましょう。
そんで初めてなら一緒に手伝ってくれる人を探すのもいいでしょう。ひとりでもできますが、マフラーのネジ止め時にマフラーを浮かせた状態で固定するのが難しかったです。
一応できたけど、多分若干曲がってると思われます
この記事のやり方で私のバイクには問題は起きていません。しかし、作業をする方は自己責任にてお願いします。
今回交換するリアライズのマフラー
Realize リアライズ/アリア フルエキゾースト VTR250
マフラー(サイレンサー部)の形状と素材が選べます。
- サイレンサーエンド スラッシュorカール
- 素材 チタンorステンレス
私はカールエンド・チタンの組み合わせで注文しました。
サイレンサーの形状に関しては完全な好みの問題ですが、素材に関しては質や値段も変わります。
チタンはステンレスよりも軽く・サビに強いメリットがありますが値段がステンレスよりも6,000円程高め。
購入したサイトでは付属品にガスケット×2と記載されていますが、実際には付属しておらず、別途購入が必要になりますので、注意してください。
ガスケットについては次に書きます。
その他必要な部品・工具
排気漏れをおこなさないように、マフラー交換時は各種ガスケットが必要になります。
VTR250はVツインエンジンなので、フロント側のガスケットと、リア側のガスケットの2種類が必要になり、品番を間違えないように適合車種の確認は必ずするように。
エキパイとサイレンサーの結合部分からの排気漏れが起きる可能性もありますので、液状ガスケットも用意する事をオススメします。
※VTRのリア側ジョイントガスケットはキャブ車とFi者でサイズが変わりますので、注意してください。
今回リア側ジョイントガスケット(画像真ん中)は、使用しませんでしたが、場合によっては交換が必要なので念のため購入しておきましょう。
交換に使った工具は
メガネレンチはセットが安くておすすめ。
準備ができたら作業にとりかかります。
バイクのマフラー交換をはじめてする
さてここから実際の作業になります。
①純正マフラーを外す
マフラーを外すためには上記の4箇所のボルト類を外していきます。
- フロント側のフランジ(10mmメガネ)
- リア側の締め付けバンド(12mmメガネ)
- o2センサー(22mmスパナ。今回はモンキー使用)
- サイレンサー支えてるボルト(12mmメガネ)
まずは①のフロント側のフランジを完全に外さずに緩めていきます。
固着しており最初少し力入れましたが、その後はすんなりでした、ちなみにガスケットが消滅していたのか存在していませんでした。
次に②のリア側の締め付けバンドを緩めていきます。
見ての通りサビサビでビクともしませんでしたので、奥にあるチェーンに気をつけながら55-6を浸透させ、ハンマーで叩きながらやっと緩めました。
ここが第一関門です。
Fiの車種には③にo2センサーが取付けられていますので、コレを22mmのスパナで外します。
実際にo2センサー外すぞ!ってなった時に合うサイズのスパナが無く、「これ外せなくないか?」と、正直焦りました。
まさか22mmという大きめのスパナを使うとは思わなかったので・・・。たまたま家にモンキーがあったから何とかなったものの、危うく交換中止になるところでした。
最後に④のマフラーを支えてるボルトを外したら、後はどうにかして純正マフラーを抜き取りますが、ここもカナリ大変でした。
②のリア側の筒が全然抜けないんですよ、真下に引っこ抜くだけなんですが、サビとジョイントガスケットとの固着によって、ビクともしません。
マフラーが宙ぶらりんな状態だったので余計に大変でした
55-6を吹きかけ、マイナスドライバーを挟んでハンマーで叩きつつ徐々に徐々にと隙間を広げていきましたが、手ではどうにも動かなかったので
最終的にサイレンサー部分を何回も足で踏みつけていたらやっと外れました。
②交換用フルエキマフラーを取り付ける
ここからリアライズのマフラーを取付けていきます。
社外のマフラーはエキパイ部が3つに分かれており、各部分ごとに装着していきます。
まずは①のフロント部分から
ここで別途購入したガスケットを使います。
エンジンとエキパイの間に挟むんですが、落ちてきてしまうので写真取れませんでした。
まだ位置の微調整をする為に、フランジは仮止め程度に締めます。
次に使うのはリア側のエキパイ↓
②のリア側も同じように取り付けし、バンドは落ちない程度にゆるく締めます。
手前のぶら下がってるボヤけた何かはo2センサーです。
2つのパイプをエンジンと仮止めしたら次は2つのパイプを結合させます。
※ブレーキペダルは雪の日にこけて曲がりました。
さて、この作業もめちゃくちゃ大変でした。
上手くまとまらず、2本とも入る角度に調整するためにバンドを緩めたりフランジ外したりと、「まさか不良品だったのか?」と思っちゃうほど、はまらず。
結局パイプを一本ずつ太ももで上に押し上げながら、無理やりねじ込みました。
結合できたら、o2センサーも締めます。
考えて見れば排気漏れや走行中に外れてしまわないように、抜けないようにしなくてはいけないので、多少無理やりねじ込むくらいじゃないとダメなんだとうなぁと納得してました。
ひとまとめに出来たら、付属品のスプリングをかけてあげます。ラジオペンチなどをつかい、取り付けましょう。素手じゃ絶対無理です。
最後にサイレンサーとエキパイを合体させ、同じようにスプリングで留めたら完成です。
エキパイやサイレンサーに手の脂が付着していると変色する可能性がありますので、パーツクリーナーを布に染み込ませ軽く拭きましょう。
③排気漏れ確認
全ての取り付けが終わりましたら、最後は排気漏れがおきてないかの確認します。
布や雑巾なんかで、マフラーの口をふさぎエンジンをかけて軽めに吹かし、エキパイの各結合部から排気漏れが起きていないかチェック。
手で確認する場合はエンジン部が高温になるので、やけどに注意しましょう。
もし排気漏れが合った場合は、排気漏れを起こしている箇所の取り付けを直したり、液状ガスケットを使用したりと対策しましょう。
排気漏れが起きていると燃費の悪化や、性能が低下する場合もありますので、何やっても排気漏れが直らない場合は諦めてショップに持っていきましょう。
マフラー交換後のレビュー
リアライズを選んだ理由
数あるマフラーの中で何故リアライズのアリアというマフラーを選んだ理由は2つ
- オリジナリティが欲しかった
- 値段が安かった
VTR250のマフラーで有名なのがモリワキ・無限・ヤマモトの3種類で、ツイッターやブログで色々なVTR250を見ているけど大体この内のどれかを組んでいる。もしくは純正。
マフラー交換を考えているときにリアライズのアリアというフルエキマフラーを見つけ、検索してみたが、ブログやツイッターでのインプレ、Youtubeでのマフラー比較動画すらない状況だった。
性能とか音とか全く分からない状況だったが、逆にどんなマフラーなのか?私が人柱となり、皆に「こんなマフラーもありまっせ」と伝えられたら。
という気持ちが大きくなり、購入をしました。
オリジナリティが欲しかった・・・。確かにその気持ちは嘘ではありませんが、本当の所
安かったから買った!
ぶっちゃけお金があればヤマモトのスペックAとか欲しかったんですよ。高いっすよ。
ヤマモトレーシング YAMAMOTO RACING/スペックA フルエキゾーストマフラー VTR250
ちょうどいい低音
マフラーサウンドは純正に比べて低音で響くような感じです。
純正マフラーの音量:70db
リアライズ アリアの音量:94db
乗っている本人はそこまで大きく聞こえませんが、後ろを走っていた友人からは「まぁまぁうるさい」との事でした。
住宅街を走るときなどは若干気を使います。
マフラー音の比較動画もとりました。音について「こんくらいの回転数の音が聞きたい」とかありましたら、コメントかツイッターなどでDMくれれば時間あるときに撮ります。
車重量の変化
純正マフラー:約5kg
リアライズマフラー:約3kg
体感的にはさほど変わりません。が、車庫入れの時に「ちょっと軽くなった気がする」レベルです。
まとめ
カスタマイズの中でも特にバイクの印象が変わるマフラーですが、メーカーによって見た目、サウンドなど大きな違いがあります。
自分でマフラー交換をされる初心者の方はくれぐれも注意してください。以外とメンドクサイです笑
しかし乗り越えた先に感動は間違いなくありますのでチャレンジャーな方は是非!でも、夏は地獄なので避けましょう。