雨が降るとただでさえ憂鬱な気分になるし『バイクも乗れなくて悔しい~!!』と思うライダーさん多いと思います。
せっかくの休みだから雨が降ってても乗りたい!けど、やっぱりやめたほうがいいのかな?
通学・通勤で雨でも乗らなきゃいけない・・・おすすめのレイングッズが知りたい
こんな悩みを解決します。なので今回は
- 雨のバイクはどのくらい危険?
- 雨の服装はどんなのがいいの?
- オススメのレイングッズ紹介
この3つをバイク歴14年の私が紹介します。
これまで雨の日に転んだ回数は2回あり、泥まみれになってバイクがぐちゃぐちゃになったこともあります。
雨の日走行を経験したことない新米ライダーはこの記事をみて、雨の日は特に注意するようにしましょう。
雨の日にバイクに乗るならいつも以上に注意しよう
通常時でも安全運転をしている人なら問題ありませんが、「自分でも少し運転が荒いほうかな?」と心当たりがある人は雨の日は注意。
特に初心者のうちはバイクの色々な限界が分かっていない状態です。なので
マンホールを踏んでる時どこまで速度が出せて、どこまで車体を傾けられるのか?など
これを知らない状態で実際に走るとほぼ100%スリップします。(そもそもマンホールの上は走らない方がいいんですが)
それ以外にも雨の日の危険は潜んでいますので、しっかり頭にいれて雨の日を乗り切りましょう。
- 雨の道に潜む「トラップ」
- 「急」な運転をやめよう
- 視界が悪くなり事故をおこしやすい
- 雨ざらしはバイクにもよくない
特に注意すべき4項目を詳しく解説します。
①雨の道に潜む「トラップ」
雨で路面が濡れていると、晴れの日よりも転ぶリスクが高くなります。
リアル10倍くらい
特に注意すべきは
- マンホール
- 白線
- 下水の金網
これら日常でもよく見るものが雨の日は確実にライダーを殺しにくる「トラップ」へと変わります。
スピードを出していなくても曲がる時に上記のトラップを踏むと、かなりの確率でコケるので雨の日は特に速度を控え目にしたほうがいいでしょう。
どうしても上を通らなきゃいけないときは「車体を倒さずまっすぐにして通る」と滑りにくいです
②雨の日は「急」な運転をやめよう
上記のトラップがなくても、コンクリートやアスファルトは濡れてると滑りやすくなりますので、「急」がつくような運転
- 急加速
- 急ハンドル
- 急ブレーキ
- 急な体重移動
以上の行為は控えましょう。
雨の日じゃなくても急が付く運転はバイクにもよくないよ
また、水たまりに突入するときは特に注意が必要でして、免許取得の学科で聞き覚えもある「ハイドロプレーニング現象」を起こすリスクが高いからです。
- タイヤの溝がない
- 空気が入ってない
- 速度が速い
このような時に起こりやすく、リアタイヤが浮いているような感じになり操作ができなくなります。
大事故に繋がるので水たまりができている時は特に気をつけましょう。
③雨の日は視界が悪くなり事故をおこしやすい
雨の日はヘルメットのシールドに水滴が付いて視界が悪くなります。
また、ミラーも同じく水滴により見えにくくなりますので、後方の確認がかなり難しくなり事故が起きる確率がグーンとあがります。
これがかなり危険度高くて怖いんだよね
ミラーやヘルメットシールド用の撥水剤があれば少しはマシになるので、危険を回避するためにも購入をオススメします。
私がおすすめしているのは「タナックス レインブレーカー」です。おもろいくらいにシールドの水が流れていきます。
④雨ざらしはバイクにもよくない
基本的には雨でバイクが故障するということはありません。しかし、雨が降ってもノーダメージというわけではありません。
雨には酸性物質が含まれていますので、鉄をサビさせてしまいます。
雨の日はバイクカバーをしよう!
ただし、注意してほしいのが濡れた状態でカバーをかけたままにすると、カバー内の湿気の逃げ場がなくなるのでサビの進行が加速します。
雨天走行後は、水洗い後にしっかりと拭いてから保管しましょう。
ライダーの雨対策!バイクとあなたを雨から守るグッズ
雨の日にバイクに乗るのは避けたいところですが、どうしても乗らないといけない時もあると思います。
また、ツーリング中に天気が変わって急に降ってくることも十分考えられますよね。
山とか特に天気が変わりやすいから読めないよね
そこで、万が一のためのレインアイテムを紹介します。
もちろん、通学・通勤時にも使えるのでひと通りは用意しておくと安心してバイクライフを送れます。
バイク用レインコート
安いカッパなどを使いまわす方法も雨の日に乗る頻度を考えたらコスパは良いと思います。
しかし、バイク用のレインコートはやはり専用ということで機能性が段違いに良いです。
ちょっと高いけど長く使えるよ
バイク用レインコートのおすすめポイントとしては
- 撥水性が高い
- 運転がしやすいサイズ感
- バタつきが起きない設計
- ウェアの上から羽織れる
以上のことから、ツーリングに持っていくなら安物のカッパよりも、しっかりとしたレインコートを選んだ方が事故のリスクも抑えられます。
防水のバイクグローブ
バイク用のグローブを持ってる人も、雨の日用に防水グローブを持っておくと便利です。
また転倒リスクの大きい雨の日は「プロテクター」が重要になるので、できればプロテクター装備のものを選びましょう。
防水のバイクシューズ
バイクシューズはちょっと難しいんですが、確実に雨の日も乗る!と言う方は「ゴアテックス素材」のブーツがおすすめです。
もしくは緊急用にシューズカバーをバッグに用意しておくと急な雨にも対応できます。
シューズカバーはバイク用じゃないと滑る可能性もあるので注意してください
ヘルメットシールド用の撥水材
車のフロントガラスに塗ると雨がサーっと落ちていく撥水剤の「ガラコ」のように使えるスプレータイプのがタナックスから販売されています。
サッと塗ることができ、水除の効果も十分期待できるので梅雨の時期などに使いたい商品です。
ヘルメットシールドの曇り止め
撥水材同様に、シールドの曇り止めもタナックスから発売されており、これがめちゃくちゃ効果的なので冬のマストアイテムです。
まだ使ったことがない人ならファーストインパクトは絶大でしょう。
私も『こんなに変わるのか!なんで今まで使ってこなかったんだろう』と思うくらいの衝撃でした。
防水スプレー
カッパ・グローブ・シューズなどの撥水性能向上のために定期的に防水スプレーを使ってます。
こちらも散布したあとは撥水性を試したくて雨を期待してしまいます。
以外と飛び散るしシンナー臭がすごいので、必ず外でスプレーするように。そして周りに洗濯物とかがないところでやりましょう。
雨の日に役立つバイクの装備
ライディングスキルやライダー装備をしっかりと用意するのも大切ですが、バイク自体の装備も考えるとさらに雨の日を安全に運転することができます。
電子制御ABS
最初のほうでも雨の日の走り方について紹介しましたが、人間なので時にはミスをしてしまうこともありますよね?
有名なのはABSという、「急ブレーキをかけた時にタイヤがロックすることを防ぐ装置」も雨の日には重要でして、雨の日は特にロックしやすいのでABSがあると安心です
タイヤを変える
タイヤの溝は雨水を排水するためにあるので、長く使い続けて溝がなくなったタイヤだと雨の日の転倒リスクがかなり高くなります。
しっかりとグリップして滑らないようにするために、タイヤのチェックはしっかりとしておいた方がいいでしょう。
まとめ:できれば雨の日はバイクに乗らないほうがいい
ここまで雨の日のバイクに付いて書きましたがやっぱり
雨の日はバイクに乗らないのが一番ですね。
雨の日は晴れているときよりも滑りやすく、視界も悪くなるので事故を起こしやすくなります。
しっかりと雨の日の対策をして事故のリスクを少しでも減らしましょう。
もし、事故を起こしてしまった場合の流れも覚えておくと、パニックにならずに適切な対処ができるようになりますので、以下の記事も一緒に読んでおくといいでしょう。