Fiのバイクタンクの外し方を紹介します。
『Fi車のタンクって外すのが難しいんでしょ?』
『Fi車のタンクの外しかたが知りたい』
という悩みを解決します。
私もちょっと不安だったんですが、なんとか外せましたし、仕組みを理解したので次からはカンタンに外せると思います。
さきに感想からいっておくと、指痛いです。
私のやりかたが100%合っている確証はないので、自己責任でお願いします。
タンクを降ろせればメンテの幅が広がる
タンクを自分で外せるようになればメンテナンスの幅がかなり広がりますよね。
とくにVTRはプラグ交換するのもめちゃくちゃメンドクサイ位置にあるので、タンクを外せたらかなり楽になります。
検索してもFi車のタンク取り外しはあまり記事がなかったので、若干不安でしたが、やはりやってみると構造が分かるので、次回からは問題なく出来そうです。
ただし、ガソリンがこぼれたり、ホースの付け方が甘いと故障の原因にもなりますので、チャレンジするのはいいと思いますが、完全に自己責任でお願いします。
正直、手順は間違ってないと思いますが、不安な部分はありましたので。
不安ならプロに任せたほうがいいとも思います。
Fi車のタンク取り外し手順
ここからはFi車のタンクの外し方を紹介します。ちなみに今回はVTR250のタンクを外しました。
①バッテリーのマイナス端子を外す
まずはシートを外した状態から。
ガソリンが多少でもこぼれる可能性があるので、リスク回避ということでバッテリーのマイナス端子は外しておきましょう。
マイナスだけ外しておけば一安心。時計とかその他リセットされるけど事故るよりはマシですね。
②カプラーを外す
バイクによってはカウルを外して、タンクに繋がってるカプラーを外します。
ちなみにVTR250には「4本のコード・カプラー」が付いているのでそれらを外せばタンクが降ろせます。
③タンクを留めているボルトを外す
タンクを留めているボルトを外します。前は8mmのソケットでOK。
問題は後ろ側でして、外すにはT40 トルクスが必要になります。
このためにカインズでフルセット買ったよ・・・まったく。
前後のボルトを外すとタンクが浮くようになります。ここからがめんどくさい。
④クイックコネクターを外す
Fi車のめんどくさいところ「クイックコネクター」外しです。
クイックコネクターとは、下の画像手前から飛び出ているリテーナとゴムが繋がっている、コードです。
必死すぎて写真がこれしかないので、文字でできるだけ細かく説明します。
ちなみにリテーナはこんな形してます。
(リテーナ)
このリテーナ上段左右の突起を指で挟むことで緩み、クイックコネクターとタンクが切り離せます。
ですが初期状態ではどう頑張ってもリテーナを緩めることはできません。というのも
画像のようにゴムがリテーナ内部に食い込んでいるので、左右から押すことが出来なくなっています。
(画像ではタンクからでているホースが抜けていますが、実際は繋がっています)
なのでまずはゴムを引っ張ってリテーナから抜き出します。このとき切らないように力を入れないで引っ張ります。
そうするとリテーナが緩むようになりますので、左右から押して引き抜きます。
ですがこれがめちゃくちゃ大変でして、その理由が
- タンクが繋がっているのでスペースがない
- スキマから覗く形なので、どうなってるか分からない
- めちゃくちゃ固い
と、とにかく外しにくくなっています。
ですがゴムを外してしまっているので後戻りはできません。
コツとしてはクイックコネクターを微妙に回転させられますので、リテーナをみやすい位置に移動させ、しっかりと押しこめてるか確認しながら同時に左右からおしましょう。
リテーナも再利用は不可となっていますが、壊れないように工具は使わずに手でやらなくてはいけません。
爪を切っておかないと結構大変です。
あとクイックコネクターを外すとガソリンが出てきますので下にウエスを敷いておきましょう。
私は抜くのに必死だったのと、スペース的な問題でウエスを敷けず、ドバッとガソリンをくらいました笑
上手く外せたら後は楽です。とにかく色んな角度から見て、仕組みを理解するのが近道です。
⑤2本のホースを外す
クイックコネクターが外せたら、ドレンホースとブリーザーホースを外します。
2秒で抜けます。
これで4本すべて抜けたので、あとはタンクを傷つかないようにおきましょう。
小キズだらけで汚い・・・。
タンクを戻すときは逆に戻そう
戻すときは逆の手順で戻していくんですが、クイックコネクターから戻しましょう。
クイックコネクター部にリテーナを、タンクのホース側にゴムをセットしてそのまま突っ込むように差し込みます。
「カチッ」と音がするまで奥に差し込みましょう。
ゴムは最初のようにリテーナが外れないように中に入れるようにしましょう。
・・・ですが、目視が中々難しい状況なので、ちゃんと入ったとは思うんですが、ちょっと怪しいです。
なので、少しでも心配なときはプロに任せるか、まずはプロがどうやって外すのかを見てみたほうがいいかもしれません。
リテーナは基本的には新品に替えるべき
先ほども書きましたが、リテーナとゴム部分は再利用不可になっているので、交換が必須です。
純正のパーツが安心なので、パーツナンバーを調べて公式の物を買いましょう。
ちなみにVTR250(Fi)JBK-MC33の専用品は
- リテーナ:パーツNo.17711-SOX-931
- ゴム(ダンパーラバー):パーツNo.16719-MEW-920
になっています。
タンク外しの参考にした記事・動画
普段は他者の記事は載せないんですが、今回に関しては私の記事だけでは理解ができない部分もあるかと思い、私が参考にした記事や動画を紹介します。
①おやじ@ZXRさん:ウェビックの日記にてVTRのエアフィルター交換の為にタンクを外している記事です。
タンクのホース、リテーナ、ゴム部がしっかりと写っているので仕組みを理解するのに参考になります。
記事はコチラから
②kamarinさん:ライブドアブログにて「CB400 Revo NC42」のタンクを降ろす記事です。
リテーナの細かい外しかたや戻し方が書いてあるので、困ったときにみました。
記事はコチラから
③よろすこチャンネルさん:GSR250のタンクの外し方動画です。とても分かりやすかったです。
まとめ:自身がない人はプロに任せよう
タンクを外すとメンテの幅が広がりますが、キャブ車にくらべてFi車は多少めんどくさくなっております。
なので不安な人はプロにお願いするのがいいと思います。
自分で行うときは、必ず工具を用意しておき、外すための構造を理解してから進めましょう。
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