皆さんはバイクに乗る時バイク用グローブを装備していますか?
SNSでよくみるライダーさんは基本的にしっかりとした装備の人ばかりで、ちょっと昔とは違うなーと思いました。
私が16歳のころは
ごりごりのグローブとかダサくね?基本素手で寒けりゃ軍手っしょw
こんな感じでした。
しかし今でも中には軍手or素手スタイルの人もいるんじゃないでしょうか。
なので今回は「バイクグローブ」について
- バイクグローブの役割
- バイクグローブの種類と特徴
- バイクグローブの選び方
- おすすめのグローブ
以上4つの項目にわけて紹介します。
この記事を読めば、バイクグローブのほとんど全てが分かると思います。
シンプルでどんなバイクにもバッチリ決まる
バイク用グローブの役割
バイクに乗る時ヘルメットを被って頭を保護したり、ジャケットを着て上半身を保護したりするのと同じで、バイクに乗る時には手を保護することも大切です。
バイクグローブの主な役割は
- 安全性の向上
- 操作性の向上
の2つあり、どちらも事故時のケガ軽減や命に関わる事故を防ぐために必要です。
グローブがあれば安全性の向上
事故や立ちゴケなど含めて、バイクは何かと身体的ダメージが大きくなりやすい乗り物です。
特に手や指は骨折もしやすいし、最悪の場合指がぶっ飛ぶんでしまうことも考えられます。
想像したくないけど簡単になくなりそうだよね
そんなグロい出来事を最小限に防ぐためには、バイクグローブの着用が必須になります。
バイクグローブにはプロテクターが装備されており、手全体をしっかりと保護してくれます。
グローブを付けて操作性の向上
『グローブ着けてると、なんか動きが悪くなりそうじゃない?』
素手の方が細かい操作しやすいいめーじですがまったく逆で、バイクグローブを付けていたほうが確実に操作性は上がります。
クラッチ操作・ウインカー操作などがスムーズに行えるように作られているので、間違いなくグローブ有りの方が操作性は向上します。
ただし、サイズがぴったりの場合に限るよ!
ブカブカやパツパツですと、当然操作は難しくなりますのでサイズ選びはしっかりと行いましょう。
バイクグローブの種類とその特徴
一口に「バイクグローブ」と言っても沢山の種類があり、それぞれに特化している部分が変わります。
今回紹介するのは
- 3シーズングローブ
- ウインターグローブ
- メッシュグローブ
- レーシンググローブ
- ネオプレーングローブ
この5種類になります。順番に解説します。
3シーズングローブ
3シーズンとは「春・夏・秋」の3つの事を指します。
使用できる期間が長く、プロテクターで安全性も高いのでこれ1つあれば基本はOKです。
真夏は暑いし、真冬は寒いんだよね…
その場合はインナーグローブをうまく使うと快適に過ごせます。
ウインターグローブ
名前の通り「冬」に使用するバイクグローブです。
防寒・防風仕様になっているので、冬の走行風で手が冷える事を防ぎます。ロングタイプならさらに風から手を守ってくれます。
風が開ないようにしっかりとガード!
真冬の寒さには3シーズンのグローブでは乗り切れないので、しっかりとしたウインターグローブは必須アイテムです。
中には「電気で温めるタイプ」のグローブも販売されています。極寒の地域ではありがたい機能です。
メッシュグローブ
メッシュ素材で作られている「夏用」のグローブです。
春や秋にも仕様できますが、夜の走行は手が冷えるくらい通気性がいいので注意しましょう。
これもインナーをしておけばいいかもね
通気性バツグンで、汗もかきにくく快適に過ごすことが出来ますし、グローブを着けることにより、日陰効果で素手よりも確実に涼しいです。
レーシンググローブ
最強の防御力を誇り、操作性も間違いないタイプですが、値段が高い。
手首まで完全ガードされているタイプが多く、素材も「革」の物が多く、衝撃吸収や耐久性にも優れます。
装着の手間や、メンテナンスがメンドクサイので、通勤や近場のツーリングなどには向いていません。
防水グローブ
急な雨には対処できませんが、「雨予報だけどバイクで出勤しなきゃいけない」という状況はあるあるです。
そんな時はカッパ同様、雨の日用のグローブを用意しましょう。
ネオプレーン素材は、強度があり、耐寒性にも優れている合成ゴム素材でして、ダイビング用ウェットスーツにも使われています。
ゴアテックスはアウトドアジャケットや、スキー用グローブなどの防水力が高いので、かなりおすすめ。少し値段が高めなので、通勤用途のみだと悩みますね。
バイクグローブの選び方
バイクの種類について知り、とりあえず今すぐ欲しい種類のグローブは見つかりましたか?
次はグローブの選び方について説明します。
サイズ感
グローブ選びで一番重要なのが「サイズ」です。
- 小さい:指が曲げにくくなり操作性が悪くなる
- 大きい:指先があまり操作性が悪くなる
ではどうすれば自分に合ったサイズを探すのか?方法は2つ
- ①実店舗にて試着する。
- ②サイズ表通りに計る。
近くにバイク用品店があれば足を運び、実際に気に行ったグローブを試着して見るのが確実です。
しかし、近くになかったり、気に入ったブランドやデザインのが見つからなかった場合はネットで買うことになりますので、試着は難しいです。
基本的には欲しいグローブのページに、サイズ表と、サイズの計り方の画像がセットになっている場合が多いので、それを見ながらサイズを選んで行きましょう。
(デイトナのサイズ表です。掌回りだけでサイズを決めるメーカーが多いです。)
微妙にサイズが違ったりするので(特に外国製)購入者のレビューがあればちゃんと読んでおきましょう。
それでも失敗することはありますので、どうしても気になる人や、完璧を求めるなら試着は必須です。
オールレザーならお店で指の長さを直してもらうのもアリです。
安全性
グローブで大切なのは「耐久性・耐擦傷性・衝撃吸収」などの直接的なダメージをどれだけ軽減できるかによって大きく変わります。
レザー(革)は多くのグローブに使われており、耐久性や耐擦傷性に優れているので転倒時のすり傷がほとんど残りません。
転倒時も擦り傷は多く残るからね
拳部分にボコっとしたプロテクターが装備されているグローブは、衝撃吸収の役割をしており、比較的骨折しやすい拳をガードしてくれます。
反対に、機能的なグローブ(ネオプレン、メッシュ等)は、便利な変わりに耐久性や衝撃吸収の安全性が弱いので、注意しましょう。
バイクに合うデザイン
安全性や機能性も大切ですが、やはりファッション性もかなり重要ですよね。
素材や形などで、相性のいいバイクというのはイメージされがちですが、基本的にはどんなグローブもどんなバイクに合わせてOKです。
気にしがちの人に相性のいい組み合わせを紹介すると
- 革素材のグローブ⇒アメリカン・クラシックバイク
- レーサーグローブ⇒SS
ネイキッドなどは基本的になんでも相性が良さげなので、好みで選びましょう。
迷ったらコレを選べばOK!おすすめグローブ7選
ここからはおすすめのグローブを7つ紹介していきます。
3シーズングローブ / モトベース(MOTOBASE)
3シーズン使えて価格も控え目なので、通勤族にはかなりオススメのグローブです。
シンプルなデザインなので、どんなバイク・どんなファッションにも合います。
ゴートスキンパンチング / デイトナ(DAYTONA)
手の甲と手のひら側の両方にゴートスキン(山羊革)を使用しているデイトナの革メッシュグローブ。
ゴートスキンは手に馴染みやすく、操作性もバツグンです。手の甲が側がメッシュ素材になっているので、通気性も良く、蒸れにくい作りになっています。
カーボンプロテクトメッシュグローブ / コミネ(Komine)
カーボンのナックルガード(拳)を使用した安全性の高いメッシュグローブ。
コミネの中では少し値段が高めだが、しっかりした作りと安全性、操作性を考えるとかなりバランスのとれたグローブです。
ウインターグローブ / デグナー(DEGNER)
山羊革素材でしっかりと防風機能があります。
このDEGNERのグローブはHiPORAフィルムにより湿気を外に逃がすので、グローブの中を快適にしてくれます。
デザインもオシャレなので、クラシックなバイクにも相性バッチリです。
GP-X レーシンググローブ / RSタイチ
素材は表地に牛革とカーボンを使用しており、転倒時の衝撃を確実に軽減・吸収してくれます。
ハードプロテクションを装備していても、指が動きやすく操作性を損なわないフローティング構造になっており、レースはもちろんツーリングにも効果を発揮してくれます。
マルチプライウィンターグローブ / ゴールドウイン
ゴアテックス素材で雨にも強く、裏地ボア仕様で保温性も高い最高の雨の日グローブです。
値段はお高めですがゴールドウインの信頼感は高いです。
プロテクターレイングローブ / PLOTONE
私も通勤よく使っていましたプロテクター付きグローブ。
値段は安いんですが、手首まであるので防寒性は高く雨の日も使えるのはナイスでした。
バイクグローブのメンテナンスは?
結構忘れがちなんですが、何回か使ったらグローブもしっかり洗いましょう。
グローブの中は通気性がそこまで良くないので汗や皮脂で想像以上に雑菌が繁殖しています。
よーく考えたら夏とか毎日洗いたいレベルだよね
なので、定期的に洗濯というメンテナンスが必要です。
グローブの洗濯方法は『汚いバイクグローブの洗い方|汗や雑菌を洗濯できれいに長持ちさせよう』こちらの記事が参考になります。
まとめ:バイクに乗るなら必ずグローブを装備しよう
バイクグローブは素手や軍手よりも確実に「安全性」「操作性」が上がるので、バイクを買ったらヘルメットと同じ位大切な装備。
グローブの種類は様々で
- 3シーズン=春・夏・秋用
- ウインター=冬用
- メッシュグローブ=真夏用
- レーシンググローブ=レース用
- ネオプレン=防水
など種類によって特徴や使える季節が変わってくる。
目的別おすすめのグローブは
どうしても悩んだ場合はこの中から選べば大丈夫です。
- 夏用グローブ ⇒ おすすめメッシュグローブ5選
- 冬用グローブ ⇒ おすすめウインターグローブ5選
意外とおすすめなのがグローブ用のインナーです。