長年愛されているHONDAの「VTR250」についての記事です。

 

普通自動二輪を取得したばかりの学生さんや、新しくバイク通勤を考えている社会人の方で一番悩むのが、『どんなバイクを選んだらいいのか?』

元々乗りたいバイクが1つに絞れていれば迷いもありませんが、『特に決まってないけど250cc』や、『何台か候補は上がっているが、中々決まらない』という方も多いです。

 

そこで、今回紹介するのは『HONDA VTR250』というネイキッドタイプのバイクです。

なのでこの記事では

  • VTR250に乗ってる私が「インプレ」
  • VTR250の良い点・不満な点
  • VTR250はどんな人に合うのか?

この3つを、過去15台のバイクを乗ってきて今現在VTR250に乗っている私が紹介します。

候補の中にVTR250が入っている方、もしくは250ccに乗り換えを考えている方の参考になる記事です。

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VTR250のスペック

エンジン水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒
最大出力22kW[30PS]/10,500rpm
最大トルク22N・m[2.2kgf・m]/8,500rpm
車両重量160kg
シート高755mm
燃費40km / L
燃料タンク12L
ギア5速
ブレーキ油圧式ディスク
最小回転半径2.7m
燃料供給装置Fi

燃費はあくまで定められた試験条件のもとでの結果なので、乗り方によって変わります。というかほぼこの数値はでませんよね。

ギアは5速までになっています。

VTR250の外観的な特徴

1998年にHONDAから発売されたネイキッドタイプのバイク。2009年以降はキャブからFiに変わり、外見や操作性も若干変わっている。

今回は比較的新しいFiのVTR250を紹介していきます。

Vツインエンジン

(濃いグレーがエンジン、シルバーがエキパイです。わかりにくくてすみません)

 

VTwin Roadsportsの頭文字をとった名称で、その名の通り「Vツインエンジン」を積んでおりフロントとリアの前後からエキパイが出ているので、一般的な並列2気筒エンジンと比べると車体がスリムになっている。

Vツインエンジンの特徴は不快な振動が少なく、「ドコドコドコ」と特徴的なエンジン音を体感できます。

ツインマグナなどのアメリカンタイプのバイクによく使われるエンジンですが、ウルフ250や、ルネッサなどにも使われています。

トラスフレーム

そして、このバイクの外見的な特徴として、「トラスフレーム」が組んであり、250ccのコンパクトさの中にインパクトあるフレームが力強い車体を演出してくています。

 

このトラスフレームはDUCATIのMONSTERを彷彿させる。

ちなみによく『ドゥカティのパクリ』と言われることがあり、『二車とも同じミゲール・A・カッルージというデザイナーだから』という話が多く出回っているが

実際にVTR250のデザインをしたのは「澤田さん」というデザイナーの方で、強度を増すために何度も修正を加えていく中で、最終的にあのようなトラス構造のフレームデザインになったとの事です。

 

VTR250
(引用 wiki

 

DUCATI MONSTER
(引用 http://www.goobike.com/catalog/DUCATI/DUCATI_MONSTER400/index.html

シートの座り心地

純正のシートは座りやすく、横幅も広いので、お尻がはみ出るということはありません。(人によるか)めちゃくちゃ硬いシートでもないのですが、スクーターと比べるとやはり硬さはVTRの方が上です。

個人的には続けて40分の走行でお尻が痛くなります。

それでもSSなどと比べるとシートの範囲も広いのでまだいいとは思いますが、痛くてしょうがない人はゲルザブシートを着ければもう少し楽になりますので、気になる人は使ってみてください。

関連記事>>>お尻の痛みとサヨウナラ!バイク用ゲルザブシート・クッションのおすすめ人気5選

全体的にクラシカルな「ザ・ネイキッド」

最近の250ccで主流になってきたのが、ninjaやCBRなどの「スポーツタイプ」。

そしてスポーツタイプ×ネイキッドの「ストリートファイター」なので、丸目の単ライトの「純粋なネイキッド」はあまり生産されなくなりました。

その中でVTR250はクラシカルなネイキッドとして、長い間生産されていました。(2017年生産終了)

状態のいい丸目ライトのバイクが乗りたいならVTR250はうってつけです。

タイヤ

VTR250のタイヤサイズは

 

前輪:110/70R17M/C 54H

後輪:140/60R17M/C 63H

 

250ccのバイクの中では普通のサイズですので、タイヤ交換も特別高くなる事はないでしょう。

メンテナンス費用がかさまないこともVTR250の特徴です。

VTR250の良い所

VTR250のメリットとしては

  • 安定感が扱いやすい
  • 維持費がかからない
  • 250ccの現行のネイキッド

さらに細かく紹介していきます。

壊れにくい

バイク便で使用されていたり、250cc版のスーパーカブとか言われてるくらい頑丈なのでほとんど故障することがない

エンジン自体も耐久性が高く、不調も少ないので修理など急な出費に焦ることが少ないのはうれしいです。

純正や社外での部品も多く出回っているので、消耗品なども手に入りやすく他のバイクよりも維持費がかからない

足つきがいい

シート高(シートの一番低い所から地面までの長さ)が74cmと低めなので、背の低い人や、女性でも乗りやすい高さです。

車重も軽いので立ちゴケの不安も少なく初心者ライダーに向いているといえます。

 

身長は160cmでも問題なく。

170cm程であれば両足ベッタリと地面に着きます。

燃費がいい

カタログ燃費で40km/ℓになっていますが、実際は25~35km/ℓほど

それでもかなり燃費はいい方ですのでガソリンスタンドに寄る機会は少ないです。

 

私の場合:往復10km×週5の通勤メインで使用し、たまにふらっとツーリングをする=給油は1ヵ月に多くて2回。

年間の維持費に関しては『【250cc】1年間のバイク維持費はいくらくらいかかる?|通勤ライダーなら月々1万円くらい』こちらの記事が参考になります。

クセが無く乗りやすい

車体が軽く、加速もスムーズなのでストレスなく運転ができ、バイクの基本要素でもある『走る・曲がる・止まる』もしっかりしているので、安心して乗ることが出来ます。

低速トルクも充分にあり、街乗りにも向いています。

車検が無い

250cc全般に言えることですが、車検が無いので、維持費が抑えられます。

しかし、逆に考えると定期的なメンテナンスなど、自分でしっかり管理をしないといけません。不安なら定期的にバイクを購入したショップなどに点検に行きましょう。

VTR250の不満な所

パワーが控えめ

他の250ccクラスのバイクと比べると馬力が少なく、ひ弱だな〜と感じることはたびたびあります。

パワーやスピードを優先するなら、VTR250は物足りなさを感じるでしょう。

 

高速道路では特にパワー不足を実感します。

スピード70km辺りから車体の振動が強くなり車体の軽さから風に煽られます。一度高速に乗りましたが、今後は乗りたくないレベルの恐怖を感じました笑

 

「ビキニカウル」を装備すれば多少の風は防げます。

荷物が積めない

ビッグスクーターのようにメットインもなく、シート下には小物入れ程度のスペースしかありません。

 

それもいちいちシートを外すのも面倒くさいので、荷物が多いときはバックパックを背負うか、タンクバッグ・シートバッグを使用しましょう。

 

他のマニュアル車も大抵は積載量が少なめなので『バイクにたくさん荷物を積む方法8選|用途に合わせた積載量アップで快適なツーリング!』こちらの記事で上手く積載量を増やしてみましょう。

燃料計がついてない

最新のVTR250でもメーターに燃料計はありません。視覚的にガソリン量を把握することはできませんが、ガソリン残量1.2ℓで警告灯が光ります。

新車での購入が難しい

2017年でVTR250は生産が終了しています。2019年現在ではまだ、新車での購入は可能ですが、今後は中古車のみになります。

それにより程度の良い中古車の値段が上がる可能性もあります。

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年式による違い

VTR250には大きく2つのタイプに分かれます。

  • キャブレターモデル
  • Fiモデル

この2つのタイプは年式によって変わり、若干の性能差もあります。

それぞれの違いやメリット・デメリットを説明していきます。

MC33(1998~2007)

初期型のVTR250で燃料給油装置が『キャブレター方式』のモデルです。

外見的な違いはテールカウルが一体型で丸くなっており、タンクの形も微妙に違います。

 

メリット

  • キャブの構造がシンプルなので、メンテナンスが比較的に簡単
  • Fiモデルに比べ若干馬力が高い
  • 中古車の値段が安い
  • 2本出しマフラーや、適合するハンドルなどカスタムパーツが多い

デメリット

  • 天候や気温の影響を受けやすく、調子が左右される
  • タコメーターが付いていないので回転数が分からない
  • キャブの調子が悪かったり、冬場などはエンジンがかかりにくくなる
  • 電子制御のFiモデルに比べ、若干燃費が落ちる

JBK-MC33(2009~2017)

自動車排出ガス規制によってキャブモデルの生産が終了し、『電子制御の燃料噴射装置(Fi)』搭載のVTR250として、このモデルが発売された。

細かい外観の変化はあるが、大きな違いはFi搭載という所。外観はテールカウルがシャープになっており、よりスポーティな印象。

メリット

  • 冬場でもエンジンが一発始動する
  • コンピューターでガソリン濃度を設定しているので天候の影響を受けにくい
  • キャブモデルに比べ燃費が良い

デメリット

  • 電子制御なので故障したら交換するしかない
  • O2センサーの関係で、前モデルのマフラーが使用できない
  • キャブモデルよりもさらに、パワーダウンしている

またタンク幅が少し広くなっており、スワローハンドルやコンドルハンドルが公式では適合外になってしまっています。

取付けは可能ですが、最大までハンドルを切るとタンクと干渉してします場合がありますので、取り付けは自己責任です。

VTR250はどのような人に向いているのか?

ここまでVTR250の特徴や良い所・不満な所を説明になりましたが、具体的にどういった人達にこのバイクが合っているのか?

特にVTR250の購入を迷っている人はここから先の内容を読んで、自分のバイクスタイルと照らし合わせてみてください。

学生の場合

普通自動二輪を取得が多い層ですが、基本的に『バイクよりも他が最優先』な人以外はそこまでバイクにお金をかけることができません。

維持費や、燃費、車検が無い事を考えると必然的に250ccという選択肢になります。

VTR250はエンジン、車体ともに頑丈な作りなので滅多に故障することがないので、お金が掛からないという点では最強のバイクだと思います。

スポーツタイプの250ccバイクが人気な今こそ、逆にクラシックなスタイルのネイキッドってのはアリだと思います。

リターンライダーの場合

『若い頃に大型のバイクに乗っていたが、結婚を機にバイクから降りてしまった。でも、過程も落ち着いたしもう一度バイクに跨がりたい』

そんな家庭を持つおとうさんにもVTR250は優しいバイクです。

大型のようにパワーには欠けますが、サッと乗れて気持ち的にも軽く乗ることができますし、やはり維持費の面でみても、VTR250は他の250ccと比べても特にコスパがいいです。

女性ライダーの場合

女性の場合一番心配なのが足つきの問題です。

シート高は他に比べるとやや低めで、シートの幅もスリムなので、身長が160cm位でもしっかり足が着きます。

車体も軽く、トルクもあるので取りまわしやすく、女性(特に初バイク)にも乗りやすいバイクです。

バイク通勤を考えている場合

正直、通勤メインでの使用ならスクーター以外考えられません

しかし中には『通勤6割、趣味4割でバイクが乗りたい』と思う人もいるはず(私がそうでした)、そうなるとやはり故障しにくく、燃費が良いバイクが候補に上がってきます。

スポーツタイプも候補に上がりましたが、「通勤メインに新車は選びたくないな・・・。」と思い、中古相場が他の候補に比べて低めのVTR250を選びました。

ジムカーナに挑戦してみたい場合

決められたコースをバイクでタイムアタックする競技のことです。

車体の軽さ・太いトルク・基本動作がしっかりしているVTR250は扱いやすい車種です。

また、頑丈なボディやエンジンなので、気兼ねなく練習にも集中できるでしょう。

ちなみにFiよりもキャブ車の方がジムカーナには向いています。

カスタムを楽しみたい場合

バイクを趣味で乗る人はカスタマイズ性も気になるところ。

VTR250は人気の車種で2017年9月まで生産されていたので、純正パーツや社外のカスタムパーツが多く揃っています。

カスタマイズの記事や、インプレ記事も多くありますので、バイクカスタムを楽しみたい方にもVTR250はオススメです。

VTR250の評判・レビューまとめ

実際にVTR250オーナーのリアルな感想を集めてみました。

VTR250を購入しようか悩んでいる人はリアルな声を参考に決めてみてはいかがでしょうか?

VTR250の満足しているところ

  • 全然壊れないのが良い!
  • 軽くて充分なパワーがあるから楽しい
  • リターンライダーにももってこい!
  • 女性でも初心者でも乗りやすい
  • 燃費が良い
  • バランスがよくてしっかり止まる

こんな意見が多くありました。

あまり派手な特徴はありませんが、しっかり走ってしっかり止まってと、バイクの基礎を覚えられるような楽しいバイクです。

 

リターンライダーはもちろん、女性や、教習所卒業したばかりの人にもおすすめできるバイクですね。

VTR250の不満なところ

  • 高速道路はパワー不足
  • 軽いので風にあおられる
  • 燃料メーターがない
  • 5速
  • プラグ交換がメンドクサイ

若干のパワー不足やメンテナンス性の低さが不満な点としてあげられていました。

確かに高速走行はちょっとつらいんですが、逆に街乗りはとても乗りやすいので下道オンリーな人にはグッドですね。

ツイッターでのVTR250の評判は?

ツイッターでもVTR250界隈はとても盛り上がってる印象でして、カスタムもその人によってとても個性が強いので見ていても面白いし、無限の可能性を感じます。

まとめ:VTR250はどんな用途でも楽しめる万能バイク

車体が軽く、頑丈なので壊れにくく、燃費も維持費もあまりかかりません

メインバイクはもちろん、通勤用や、ジムカーナ用などのサブバイクとして使うのもいいと思います。

 

250ccなのでやはりパワーやスピードを求める人には少し物足りなさがありますが、初心者や女性にも扱いやすくバイクの基本を教えてくれるような素晴らしいバイクです。

現在、生産は終了していますが、まだまだ程度の良い車両が多く、最適な一台を選びやすくなっています。キャブモデルのVTR250も根強い人気があり、好みによって選びましょう。

バイク選びで悩んでいる人が最高の一台に出会えるように祈ってます!